児童養護施設には親を頼れない子供たちが約3万人生活していますが、彼ら/彼女らは18歳で高校卒業と同時に施設を退所することになります。親を頼れないということは、自分の力で生活しなければならないということなのです。
高校生の内から、自分の状況を客観的に理解した上で、将来を見通し、自分を律して積立を始めなければならないのは、日本の一般的な家庭に育った高校生にとっても、とてもハードルが高いことですが、これが、児童養護施設を出て、進学を希望する子ども達に課されるハードルです。
児童養護施設で暮らす子供たち、日本に約30,000人。
児童養護施設には予期できない災害や事故、親の離婚や病気、また不適切な養育を受けているなどさまざまな事情により、家族による養育が困難な2歳からおおむね18歳の子供たちが家庭に替わる児童養護施設で協調性や思いやりの心を育みながら、生活しています。児童養護施設の子供たちの約3分の1は、高校卒業後の進学を希望しています。
大学や専門学校への進学を希望する児童養護施設の子供たちは少なくありません。
一般社団法人子供みらい基金では、子供たちの自立を支援しています。
一般社団法人子供みらい基金は、大人の都合で児童養護施設に入所した子供たちが、安心して社会に巣立ち、夢と希望を持って笑顔で暮らせる環境を作ることを責任だと考えています。
「児童養護施設卒園後の子供たちの夢」この思いを胸に活動しています。
18歳で社会に巣立つ子どもたちのために、何ができるでしょうか?
彼らは「生活するための知識がない」、「相談相手がいない」、「家がない」、「お金がない」、「働くとはどういうことかわからない」、などの問題に直面します。
これらの問題のため、進学や夢をあきらめざるを得ない子供たちもいます。
児童養護施設のすべての子供たちが、夢と希望を持って社会で生きていくために何ができるかを、行動することで継続的に支え続けます。